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タイ就職・転職活動でやること|訪タイして仕事を探す場合

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タイで就職活動
2020年3月25日に発表された非常事態宣言により、タイへの入国が原則禁止となりました。本措置の解除時期はまだ未定のため、最新の情報を大使館Webサイトで確認の上、就職活動の計画を立ててください。

タイで内定を獲得するまでのタイムラインを決めよう

「タイで働きたい」と決めたら早速行動に移しましょう。

これまでタイに住んだことのある人は別として、これから情報収集を行う予定の方は就職活動の段階からタイに渡航し住環境や物価感覚をつかむことをおすすめします。

すぐに現職を辞めることができない人はなるべく多くの情報をネットで収集し、最終面接くらいはタイに渡航し自分の目でどのような環境か確認できるといいかと思います。

本記事では、ある程度の期間タイに滞在し腰を据えて就職活動したい方に向け、タイ短期滞在方法や住環境、就職活動の方法などをお伝えします。

 目次 

この記事の対象となる人

  • 数週間~数か月の間タイに滞在し、就職活動できる人

現地で就職活動を行うメリットとデメリット

メリット

  • タイ就職に意欲的であることがアピールできる
  • 現地での生活を具体的にイメージできる

デメリット

  • 短期移住にかかる金銭コスト
    (航空券+宿泊代+現地移動・食費等)

短期移住にかかるコストは人それぞれですが、目安金額を考えてみました。

節約のため飛行機はLCCを利用
面接や人材紹介会社に行くため、ホテルは交通の便のいい駅近くにあるお手頃なホテルを利用
万全の体調を期すため食事は屋台を避ける

往復航空券 (LCC利用)約4万円
宿泊代 (駅チカお手頃なシングルルームの場合)約3000円/泊
現地での食費 (お手頃な日本食やデパート内のフードコート利用の場合)約3000円/日
現地での移動費 (BTS、MRT、タクシーなどを利用)約400円/日

目安:往復航空券+6400円程度/日

タイ就職が決まったらタイ国外に出て、国外(日本等)のタイ大使館でビジネスビザ(ノンイミグラントBビザ)の申請が必要です。
予算を考えるときは、内定後プラス1往復する必要があることを心に留めておいてくださいね。

旅立つ前に:滞在場所を探し、ビザ条件を確認しよう

滞在場所の確保

旅行者にはカオサンやチャオプラヤー川沿いのエリアが人気ですが、就職活動をするならバンコクのスカイトレイン(BTS)か地下鉄(MRT)近くの宿を確保するのがいいでしょう。

ビザ条件の確認

1.ビザなしで滞在できる期間

2020年現在、日本国籍であればビザなしで29泊30日間滞在できます

また滞在期間中にタイ国内のイミグレーションで手続きすれば+30日滞在期間を延長することができます

※オーバーステイをした場合、タイ出国時に超過分1日につき500バーツの罰金が課せられるだけでなく、次回入国時に影響が出る可能性があります。

  • タイはビザなしで60日間滞在可能

合計60日間タイに滞在することができるので、就職活動目的であればわざわざ観光ビザを取る必要はなさそうです。

ノービザで入国したけど60日以上滞在したくなったときは日本に帰らなければいけないの?

第三国にいったん出国してタイに入国しなおせばさらに60日間滞在することができます(合計120日)。俗にいう「ビザラン」ですね。ラオスやベトナム、マレーシア等の近隣国に出た方が交通費が安くすみます。

※陸路でのビザランを繰り返すと入国を拒否される可能性があります。
長期で滞在することがあらかじめ分かっている場合は観光ビザのマルチプルエントリーを取得しておくことをお勧めします。

2.観光ビザで滞在できる期間

タイ入国日から60日間の滞在が認められ、タイ国内のイミグレーションで一回だけ30日間の延長が可能です。つまり合計90日間滞在が可能となります。

近年ビザの発給が厳しくなっており連続で観光ビザをとろうとして拒否される人もいるようです。長期で滞在したい場合はノービザと観光ビザをうまく組み合わせた方がいいかもしれません。

旅立つ前に:日本で準備しておきたいもの

履歴書・職務経歴書の準備

日本語・英語で準備しておくと仕事を紹介してもらいやすくなります。

  • 履歴書(日本語)
  • 職務経歴書(日本語)
  • 職務経歴書(英語)

人材紹介会社への登録と面談の予約

ビザなしでタイにいられる期間は限られているため、タイに着いたらすぐに就職活動を開始できる状態にしておきましょう。人材紹介会社への登録はWebから可能です。登録後、タイ渡航日程を伝えて面談の予約をしておきましょう。

合わせて読みたい

タイ就職におすすめの人材紹介会社

タイバンコクで日本人向けの求人を紹介している主な人材紹介会社

JAC Recruitment Thailand求人量が多く、特にエクゼクティブ求人や外資系に強い
海外就職を専門に扱うジャパンデスクが東京にある
RGF HR Agent Recruitmentリクルートのタイ法人。
大手ならではのサービスの質・スピードがある。
求人量が多い
Reeracoen Recruitmentネオキャリアのタイ法人
求人量が多く、特に製造業や物流案件に強い
Adecco Recruitment スイスに本社を置くアデコはタイにも日本窓口がある
求人量が多い。
PERSONNEL CONSULTANTタイ現地で日本人が起業した老舗エージェント
中小・ベンチャー企業まで網羅しており、新卒・第二新卒歓迎の求人も多い

海外駐在枠や外資を狙うならSAMURAI Job

大手転職エージェントであるJACが共同運営するSamurai jobは外資系に特化したサイトですが海外にも力を入れている数少ないエージェントです。
管理職や役員、エグゼクティブ、技術職や専門職などハイクラスの転職を支援しているため、現在よりも高ポジションを狙う30代~40台におすすめです。

SAMURAI Jobの特徴

  • JACリクルートメント社が共同運営
  • グローバル・外資系・ハイクラス求人多数約20,000件
  • 30代・40代を中心にマネージャークラスから部長・役員クラスまでの案件を保有
SAMURAI Jobを詳しく見る

スーツ・シャツの準備

日本よりカジュアルな恰好でも許されがちなタイですが、就職活動の際はスーツを着用しましょう

タイに着いたらやるべきこと

人材紹介会社へ訪問

タイ現地にエージェントがある場合は現地で面談し、そのまま求人を紹介してもらいましょう。

リクルートの海外事業部門であるRGF ThailandやJACのタイ現地法人JAC Thailandはバンコクにオフィスがあります。
現地に日本人コンサルタントがいるので、安心です。

面談で履歴書・職務経歴書と自分の希望条件を伝えると紹介してもらえます。

事前にWebを通して経歴書等の登録が済んでいる場合はその後、TV電話等で面談を行い事前に求人を紹介してもらうことも可能です。

どちらにせよ、人材紹介会社との面談の際は語学テストが実施されることがあります。実施有無やテスト内容は人材紹介会社によって異なりますが、不安な方は準備しておくことをおすすめします。

面接の準備

書類選考が通れば面接に呼ばれます。企業によりますが、即日で面接をアレンジしてくれる企業もあるためいつ呼ばれても対応できるように面接の準備をしておきましょう。

面接回数は企業によって変わるため企業側には滞在可能な期間を伝えそれまでに選考をしてもらうようお願いしておくといいでしょう。

合わせて読みたい

内定が決まったら

内定が決まったら入社日とビザ・ワークパーミットの取得手順について会社の人事と確認を取りましょう。

通常、ビザ申請をタイ国外の大使館で行いビザ取得後タイに戻ってきてからワークパーミットの申請を行います。

ビザとワークパーミットが出るまでは原則働けません。

ビザ取得に必要な書類については、申請地の在タイ大使館のウェブサイトを参照してください。申請する場所によって必要な書類は異なります。

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